アートリブログ
2020/8/16 雑談思い出
「きつねうどんが好きや」「肉うどんはいらん」と
なかなかこちらの提案するメニューを聞こうとしない無敵サイボーグおばあちゃん。
しかし、私も新人とはいえ社会人のはしくれ。うどんに肉くらい入れて、いいところを見せてあげたい。どうしよう。
少し考えた後、祖母にこう言いました。「おばあちゃん、この店、きつねうどんと肉うどん、おんなじ値段やで。どうする?」
祖母はしばらく考えていましたが、「肉うどん」と機械音が聞こえてきました。
祖母はおいしかったかのかどうか分かりませんが、ほとんど食べてくれたように憶えています。
それから半年もせずに、祖母は他界しました。88歳でした。
妹とバトルをしながらも、寝込む直前まで家事の一端を担っていたサイボーグおばあちゃん。
今でも時々思います。
(ほんとうに、肉うどんで良かったんかなあ.。もう1回チャンスが欲しかったなあ)・・FINE
おやじ、おふくろ、おばあちゃん、記憶にはありませんがその他多くのご先祖様に・・合掌
ありがとうございます。